犬の留守番でお困りの飼い主様へ

分離不安をやわらげるしつけ


分離不安の原因の一つに、飼い主側が犬に対して依存度が高くなってしまい 犬が分離不安になってしまうということがあると思います。
飼い主は愛犬がかわいくてかわいくて、いつも一緒にいたいから常にベタベタ した生活を送っているのですが、仕事や生活の中の必要に迫られて、留守番を させたりすることになると思います。そのときに起きる不安というのは人間 にはわからなくても犬側から見れば、急に離れ離れになり、すごく不安を感 じているというものです。

ですから、犬の分離不安をやわらげる方法として、いつもベタベタとしない。 同じ部屋で過ごさないという方法が効果があると考えられます。 しかも、犬になにか変化を加えるのは難しいですが、人間側の心持、考えを 変えることで行動に移すことができます。
はじめは、少ない時間からはじめ少しずつ離れている時間を長くしてい きましょう。
最終的には、1日中、別の部屋で犬と飼い主が生活できるようになれば 犬も自立し離れていることが、普通なんだと感じるようになるでしょう。 そうすれば、分離不安を感じることが少なくなります。



ひと昔前は、犬は番犬として家の外で飼われることが多かったと思います。 そうした時代には、人間と犬には一定の距離感があったので犬は飼い主が 常にそばにいなくても、不安では無かったのでしょう。
ここ最近、犬がペットとして室内犬となったことで、人間の子供のような 扱いを受け始めたことで常にそばにいなければ不安になってしまう分離不安 の犬が増えてきたのだと思います。
ですから、まずは、生活の中である程度の距離感をもって犬に接することが 大切になるでしょう。

分離不安を和らげるためにもう一つ大切な事は、飼い主と愛犬の間の信頼関係 を築くことです。
愛犬に対して飼い主がリーダーとなり、頼られる存在となることが大切です。 信頼関係を築くことでリーダーの指示を守り行動するようになりますから、 依存関係ではなく発展した信頼関係を築いてみましょう。
ではどのように信頼関係を築くのか? それは「しつけ」にあると思います。 オスワリ・マテの練習を行うことで、愛犬も飼い主を信頼できるリーダーとして見るようになります。
ですから「しつけ」を行っていくことで、信頼関係を深めましょう。