犬の留守番でお困りの飼い主様へ

分離不安症の治療


犬の分離不安症とは、私の認識ではとにかく飼い主と離れることが不安で不安でたまらないという状態です。ですから、留守番に限らず一人で取り残されるような事や雰囲気があれば、不安を感じワンワンと吠えてしまいます。
私はまず、この犬の分離不安症をどうにか直せないものかとインターネットでとことん調べました。
そしてはじめに出した結論は、部屋の中で自由に歩き回れるようにさせずに、ゲージや少し広いサークルの中で過ごさせるということでした。ある程度、生活範囲、縄張りを制限させて飼い主とも距離感をもって生活してもらおうという事です。 この方法は、あまりべたべたしないという面で少しは役にたったのですが、思うような効果は上がりませんでした。
そして次に試したことは、分離不安症の専門医に相談をすることでした。 それは、初めての経験でしたが、非常に重要な第1歩となりました。 東京大学内で行われていた、カウンセリングのようなもので、そこではどのように愛犬Mと接したらよいのか、それから分離不安症の薬の処方をしていただきました。



分離不安症の薬については、愛犬Mが我が家に来たばかりのころにも、近所の動物病院で処方してもらい飲ましていたのですが、いまいち効き目がありませんでした。 しかし、今回処方された薬は前回とは違うようでした。

愛犬Mとの接し方としては、毎日、夜にしつけとして待ての訓練を行い、飼い主と犬の関係を確かなものにしましょうといったものだったと思います。

この頃、もう一つ愛犬Mの留守番のことで一つわかったことがあります。それは、外出する姿を直接見られなければ、犬もわかりにくいのではという事です。今から考えれば、普通にそうだと思いますが なかなか気づかなかった事でした。
その仮説をもとに、愛犬Mのスペースを寝室に移しました。
これで、留守番以外でも、基本は部屋の中で一人で過ごすような形となり隣の部屋でテレビの音が聞こえるという状況になりました。スペースは1畳程度のサークルで中にトイレなどがあり、一匹でもトイレができる状態です。


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